古い土の再生方法 ガーデニング豆知識を手順を追って解説

ガーデニングをしていると、ふと疑問に思うことがあります。

それは『みんな栽培した後の土を どのように使っているのだろう?』ということ。

お家でガーデニングを楽しむ場合、必ず“土”が必要となります。

庭でガーデニングを楽しむのと違い、ベランダは お部屋の延長なので、そこら辺に土を捨てることが できません。

土の処分方法は 自治体により異なり、簡単に捨てることが出来ない地域もあります。

 

ホームセンターでは 結構な重さの土が販売されています(5㎏とか10㎏…)

重くて 買ってくるの大変だよ~💦

こんなに重い土を担いで 毎回2階のベランダまで運ぶのは大変だし、土を保管するのも大変そう…。

 

そこで、今まで栽培に使用していた 土を再利用して使えないか調べてみることに。

 

今回の記事では、以前使っていた土の再生を行う過程を載せています。

土の再生の為に購入してきた商品は全て100円均一商品ですので、お手軽にガーデニング用品を揃えられるのも魅力的です。

こんな方におススメの記事
  • ベランダで 少しのガーデニングを楽しみたい
  • お家でガーデニング用品や土を大量に保管するのは嫌
  • アパート・マンションで ちょっぴりガーデニングを楽しみたい

家庭菜園をしている方は、エコライフで暮らしたいと考えている方も いると思いますので

エコライフという観点からも“土の再生”は役に立つと思います。

土の再生

4月初旬から育て始めたパクチーとラディッシュは、収穫を迎え

寂しいプランター(植木鉢)となってしまいました。

他の土を購入してきてもプランター(植木鉢)に収まりきらないし、余った大量の土を保管しておくのも面倒なので

以前使っていたプランター(植木鉢)の土を再利用しようと思います。

以前使っていた古い土は再利用できる?

以前使用していた土が使えるのか調べてみたところ、そのままでは使用できないことがわかりました。

しかし、土の環境を整えると また再利用できるようです。

土は再利用できる✨

土の再利用には環境を整える必要がある

一度植物を育てた 古い土は そのまま利用が出来ません。

以前育てていた際のゴミや根が邪魔してしまったり、成長する過程で微生物や病気のもとになる細菌などがたくさん住んでおり、その時は、植物の成長を助けてくれていましたが

新しい植物を植える際に病原菌が増殖している場合 うまく育たず枯れてしまうことが多いそうです。

また、虫の幼虫や卵が潜んでいることもあるので、不純物を取り除き、消毒を行い、土に栄養を与える必要があります。

土の環境を整える必要があるよ!

土を再生する手順

  1. 不純物を取り除く
  2. 土をふるいにかける
  3. 土を消毒する
  4. 土に栄養を混ぜる

土の再生方法を試してみる

DAISOには園芸用品が揃っている

土の再生をするにあたり、必要な園芸用品を100均に探しに行くと想像以上に充実していて驚きます。

今回購入してきたのは以下の商品↓

なんと土まで販売しているんです(゚Д゚)

古い土混ぜて使用する再生材 DAISO ¥110

サイズ:21cm×20cm×4cm

古い土の再生材って何?

堆肥の有機物と肥糧、ミネラルの栄養素、さらに有用微生物(放線菌)が配合され、古い土に混ぜ込むだけで良質な土が作れます。
プランターなどに使用した後のやせた土や固くなった土に混ぜるだけで土が蘇り、草花や野菜の栽培にご使用頂けます。引用元:DAISO公式ネットストア

古い土の再生材を使用することで、いろいろな栄養を購入しなくて済みそうです。

手軽な大きさなので、購入した際 持ち運びしやすく ベランダでガーデニングする際にちょうど良い。

これだけ購入しても¥880(^_^;) ガーデニング初心者には買いやすい価格です。

揃えたガーデニング用品

シャベル DAISO¥110

シャベルは最初いらないかと思いましたが、デザイン性に惚れて購入。

土の処理や植物の移し替えに大いに役立ちます。

 

ガーデニング用手袋 DAISO¥110

ガーデニング用の手袋はいるのか?と最初思っていましたが

手が汚れにくいのはもちろんのこと 爪に土が入らないのがとても良い。

手のひら側はビニール製 手の甲は通気性が良くなっているので、暑い時期も作業しやすい

 

消毒用の黒袋 DAISO¥110

黒い袋が必要ということで購入しました。大きなゴミ袋のようなタイプですと、我が家では 大きすぎるので、サニタリーコーナーのあまり大きくない袋を購入。

他の使用用途でも使えるのが良いところ。

 

ふるい粗目・細目 各¥110

土の根やゴミを取り除く際に使用する ふるい。粗目と細目を購入

 

園芸シート¥110

  • サイズ:100×80㎝
  • 耐荷重:3㎏

シートの四隅を立ち上がらせることができ、土をベランダへ落さない

 

四隅はボタンで留められえてる

シートを広げた状態   ボタンを留めると…

 

しっかり立ち上がる!

我が家はベランダにウッドデッキパネルを敷いています。

土が落ちるとウッドデッキパネルの下にまで落ちてしまうので、シートが とても役に立ちました。

サイズも大きすぎず、ベランダで広げるのにちょうど良いサイズ。

 

ひざあて(2個入り) ¥110

買うかどうか、最後まで迷いましたが購入して正解でした。

ガーデニングはしゃがみながら作業することが多く、膝をついて作業する時、ひざあてがあるととても態勢が楽になります。

土の再生開始

1.古い土のゴミや根を取り除く

土の上に見えていませんが、植物は成長の過程で想像以上にしっかりと根を張っています。

以前栽培していたラディッシュ・パクチーも例外なく根を張っていましたで取り除けるところは 取り除きます。

のちほど、ふるいにかけるので細かく取り除く必要はありません。

2.土をふるいにかける

次に土をふるいにかけていきます。

粗目では、根やごみを取り除き 必要な土を残す作業です。

土をふるいにかける作業、実は結構大変です

1時間半以上かかり、立ち膝していたので、腰と太ももがパンパンに💧

ふるいにかけている時に土がこぼれやすく、園芸シートがないと大惨事になるところに(^_^;)

 

なかなかふるいで落ちていかないのでシャベルを使いながら根気強く作業

大きな根がのこっていた

細かなごみ・根を取り除く

粗目終了。

 ➤➤ 

最初より、細かくキレイになった✨

 

細目開始

細目では、必要以上に細かいカスなどを取り除きます。

細かいカスが残っていると 水はけが悪くなる

 

ふるいの作業がかなりキツく粗目だけでやめたくなりました…。

土のふるいに関して、粗目だけでもいいという記事を以前読んでいたので、細目のふるいを買ってきたことを後悔💧

今回初めて土の再生を行うということで↓のような一度に目の違う土を振るうことができる土ふるいスタンドに憧れるものの価格が高くて手が出ず…(^_^;)

粗目中目細目を一気にふるえる。下にシートを敷くとキレイな土が完成。

 

継続的に土の再生を 行っていくならおすすめ品

 

3.消毒・殺菌

ふるいにかけた土を消毒していきます。土の中には虫や土壌病原菌・ウイルスが潜んでいる可能性があるので それら病原菌を退治する目的。

使用するのは、黒い袋と太陽熱

夏の暑い時に黒ビニール袋の中に土を入れ、水を加え

十分湿らせてから封をして、一週間程 日光に当てて蒸す

一週間って意外と長い…(^_^;)

 

…一週間後 消毒終わり

見ため 匂いなどに変化はありません。

 

4.古い土に栄養を与える

最後に、キレイになった土に栄養を与えていきます。

水分を多少受けてくれる 段ボールに出して作業

水気が多い場合は多少水分をを飛ばし

古い土の再生材を混ぜてきます。

割合は古い土4:古い土の再生材1

色が濃いのが再生材 均等になるように混ぜ合わせる

均等に混ざったら 古い土の再生が完了✨新たな植物へ使用できます。

もっと簡単に再生する方法はないの?

読者の方から“もっと簡単に土を再生する方法はないの?”と聞かれ

確かにこんなに面倒な作業は持続可能じゃないな~…🙄と思いました。

この章では、土の再生を少し簡単にできる方法を載せていきたいと思います。

筆者が土の再生を実際行ってみて、大変だな~ 途中で面倒になるな~

と考えたのは以下2点

  1. 土のふるい作業
  2. 土の消毒に一週間を要したこと

上記の工程を 少し簡単にする方法を載せていきます。

土ふるいは文明に頼る

土のふるいに関しては、横に身体や腕を振らなくてよいふるいがあります


レバーを回転させてふるいにかけるタイプ 体力的にかなり楽になります。

土の消毒 時短方法

土の消毒に関しては、待っている間に次の工程を行うのが億劫になるのが問題点。
打開策としては『熱湯消毒』があります。
太陽熱 消毒は、土に水をいれて黒い袋に入れることにより黒い袋の中の温度が上がり、消毒をする方法に対し
熱湯消毒は 文字通り土に熱湯をかけることにより消毒する方法。
熱湯を加えることにより土の温度が50℃近くになることから、土の温度が冷めたら次の日に使用することが出来ます。
熱湯の量は、土から溢れず 染み込む程度でOK
ポイント

熱湯消毒で土の消毒時間を大幅短縮できる

参考になる動画はコチラから➤➤➤

 再生した土で 新たな植物を育てる

この章では、再生した土を使い、新たな植物に使用する過程を載せています。

それでは、早速移し替えしていきたいと思います。

レモンバーム

DCM¥299

DCMで購入したレモンバーム

レモンの香りがするハーブなので、ハーブティで楽しもうと思います。

葉を少しこすると レモンの香りしてびっくり!

 

以前使用していたプランター(植木鉢)を使用します

プランター(植木鉢)は長方形なので、片側にレモンバームを入れ その他は土で埋めます

もとのプランター(植木鉢)はとても弱々しかったので、するっと抜けた

土がこぼれるのかと思いきや 根が張っているので、とても簡単に移し替えが出来ました。

 

完成☆

少し広めのプランター(植木鉢)で心なしかゆったりしているように見えます。

 

レモンバームに関して実際 食してみた記事を載せています

詳細記事はコチラから➤➤➤

自家製バジルで食卓を彩る 美味しいレシピを作りに挑戦! | こなきもちの楽しく節約ブログ (conakimoti.com)

ガジュマル

今までは、食べられる植物を育ててきましたが

遂に観葉植物にまで 手を広げてしまいました(;´∀`)

ガジュマル DCM ¥439

DCMでみつけた小さいガジュマル

ガジュマルの特徴は 土の上に多数に幹が見えることです。

フォルムが気になって小さいタイプを購入。

100均のプランター(植木鉢)に移し替えたいと思います。

写真左 プランターDAISO¥110

もとのプランターを横から軽く押し 根が傷付かないようにゆっくりと押し出す

新しいプランター(植木鉢)に移し替え

再生した土を入れる

ガジュマルは しっかり根を張っているらしく もとのプランター(植木鉢)から引き抜かれても形はそのまま

完成☆

なんとも躍動感のある姿が愛らしい(∩´∀`)∩

まとめ

今回、土を再生してみて 土は意外とデリケートなのだなと感じました。

以前の根があったり環境を整えてあげないと 新しい植物が育ちにくくなってしまいます。

しかし、雑多なゴミを取り除き、栄養を与えると また使用できますので

毎回 “土”を購入する手間がなくなるのが良い点です。

土を再利用してエコなガーデニングを楽しもう

以上 いかかでしたでしょうか

土を再利用すると 大量の土をベランダに持ち込まなくていいので、ベランダにたくさん物を置く必要もなくスッキリベランダが使えます。

多くのガーデニング用品でごちゃごちゃしませんので ガーデニングを少し楽しみたい方にもってこいかと思います。

ちょっぴり手を加えるだけで エコにガーデニングを楽しむことが出来ますので、気になる方は一度試してみてはいかがでしょうか。

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